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大人の矯正治療

大人になってから行う矯正治療

大人になっても矯正治療は受けられます

大人になっても矯正治療は受けられます「矯正治療は子どものうちにやるもの」「大人になってからでは遅いのではないか」そのように感じ、治療をためらわれている方は少なくありません。
しかし、矯正治療に年齢制限はありません。大人になってからでも、矯正治療は可能です。ただし、成長を利用できる小児期とは異なり、大人の矯正治療では診断と治療計画の精度が結果を左右します。骨格や歯周組織の状態、既存の修復物などを総合的に評価し、ゴールを明確に設計することが重要です。
当院では、大人の矯正治療を「歯並びと噛み合わせを最終的に完成させる治療」として位置づけています。見た目の美しさだけでなく、機能性・安定性・将来性を重視した治療計画をご提案します。
成長期の治療との違いについては「子どもの矯正治療」ページをご参照ください。

大人の矯正治療の特徴

成長を利用しない分、診断と治療設計が重要

大人の矯正治療では、あごの成長を利用することができません。そのため、最初の診断と治療設計の精度が重要となります。
評価する主な項目は以下のとおりです。

  • 歯の位置や傾き、歯列の形態
  • 噛み合わせと上下顎の関係
  • 骨格的なバランス
  • 歯周組織(歯ぐき・骨)の健康状態
  • 被せ物や欠損歯、将来的な補綴計画との関係

これらを踏まえたうえで、「どこを、どの順番で、どの程度動かすのか」を明確にしなければ、治療期間の延長や仕上がりの不安定さにつながることがあります。
当院では、見た目だけを整える矯正ではなく、噛み合わせが安定し、長期的に維持できる治療を重視しています。

大人の矯正治療で期待できる変化

見た目の改善

歯並びが整うことで、口元がすっきりし、横顔やフェイスラインの印象が変わることがあります。特に前歯の位置は、表情や年齢印象に大きく影響するため、適切な前歯位置の設定は治療計画において重要なポイントです。

噛み合わせの改善

噛み合わせが整うことで、特定の歯に過度な力がかかる状態を改善し、歯の摩耗や破折、顎関節への負担を軽減することが期待できます。結果として、歯の寿命を延ばすことにもつながります

口腔環境の改善

歯並びが整うことで、歯みがきがしやすくなり、磨き残しが減少します。むし歯や歯周病のリスクを抑え、長期的に健康な口腔環境を維持しやすくなります。

大人の矯正治療で使用する主な治療法

当院では、装置ありきで治療方法を決めることはありません。診断結果に基づき、適切な方法を選択します。

マウスピース型カスタムメイド矯正装置

マウスピース型カスタムメイド矯正装置透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を動かす治療法です。装置が目立ちにくく、取り外しができるため、審美性や清掃性を重視される方に適しています。
一方で、すべての症例に適応するわけではありません。歯の動きに制限がある場合は他の方法を検討します。
詳細は「マウスピース型カスタムメイド矯正装置」ページをご覧ください。

ワイヤー矯正(表側・舌側)

ワイヤー矯正(表側・舌側)歯にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす、確実性の高い治療法です。幅広い症例に対応でき、歯の三次元的なコントロールに優れています。

  • 表側矯正:確実性と安定性を重視した治療
  • 舌側矯正(裏側矯正):装置が見えにくく、審美性を重視した治療

診断結果に基づいて選択します。
詳細は「目立ちにくいワイヤー矯正」ページをご覧ください。

マウスピース型カスタムメイド矯正装置+ワイヤー矯正の併用(ハイブリッド矯正)

マウスピース型カスタムメイド矯正装置+ワイヤー矯正の併用(ハイブリッド矯正)当院では、必要に応じて複数の矯正方法を組み合わせる治療も行っています。単独の装置では難しい歯の動きを補完し、合理的に治療を進めます。
詳細は「ハイブリッド矯正」ページをご覧ください。

歯科矯正用アンカースクリューを
併用した矯正治療

歯を大きく動かす必要がある場合や、より精密なコントロールが求められる症例では、歯科矯正用アンカースクリューを併用することがあります。
歯科矯正用アンカースクリューを固定源として用いることで、不要な歯の移動を抑え、必要な歯を精密に移動させることが可能となる場合があります。
詳細は「歯科矯正用アンカースクリュー」ページをご覧ください

治療期間と通院頻度について

治療期間と通院頻度について大人の矯正治療の期間は、歯並びや噛み合わせの状態によって異なりますが、一般的には1年半〜3年前後が目安となります。
ただし、治療期間は「装置の種類」だけで決まるものではありません。診断内容、歯の動かし方、患者様ご自身の協力度など、さまざまな要因が影響します。
矯正治療開始時期の考え方については「矯正治療のタイミング」ページをご覧ください。

矯正治療後の
安定性と後戻りについて

矯正治療後は、歯を新しい位置に安定させるための保定期間が重要です。歯並びを乱す癖や噛み合わせの問題が残っていると、後戻りが起こる可能性があります。
当院では、治療後の保定管理までを含めて矯正治療と考え、必要に応じて口腔周囲筋のバランスにも配慮したフォローを行います。

大人の矯正治療を
検討されている方へ

大人の矯正治療は、「できるかどうか」ではなく、どのようなゴールを目指し「どのように完成させるか」が重要です。
当院では、患者様一人ひとりの状況やご希望を尊重しながら、治療方針を検討していきます。

  • 無理に治療をおすすめすることはありません
  • 治療の必要性が高くない場合は経過観察をご提案いたします
  • 診断結果をもとに複数の治療方針をご提示します。

まずは現在のお口の状態を正確に把握することから始まります。